Interview
日々の業務内容や Wix を知ったきっかけ、職場としての Wix の魅力、
仕事で大切にしていることなどについて、Wix 東京オフィスの社員に聞いてみました。
#Wix 社員インタビュー
ビジネスパーソンとしての成長を促すカルチャー。
岡田真理が語る Wix でのキャリアパス、
そしてこれからの可能性とは。
Wix で法人営業として活躍する岡田真理さん。社会人になってから中国の大学院に進みます。その後は東南アジアの有名企業で経験を積んだ後、創業期の Wix 東京オフィスに入社。これまで複数の営業職を務めた経験が、自身の成長を大きく促したと彼女は語ります。Wix における自身の役割の変化を振り返りながら、これまでの成長について語っていただきました。
キャリアを一時中断して中国に留学
— まず岡田さんのこれまでのキャリアについて教えてください。国際的なバックグラウンドをお持ちと伺いました。
私の社会人としてのキャリアのスタートは、大学卒業後に就職したエクイニクス・ジャパン (Equinix Japan) というデジタルインフラストラクチャー企業でした。就活時には漠然と IT 業界で働きたいという意向はありましたが、ひとまずすべての基礎となる IT インフラを提供する企業から経験を積んで行こうという考え方でした。
キャリアでの大きな転機となったのは、中国の大学院への留学です。2010年代半ばの中国市場。IT業界は大きな発展を遂げており、日本に比べると 5-10 年は先行していた感想を持ちました。キャリアを中断することになりますが、一度中国に渡って学んでみてもいいのではと思い立ち、大学院生として中国に滞在することにしたのです。
このタイミングでは、たとえば QR コード決済の Alipay や WeChat Pay、さらにはシェアリングエコノミーのようなサービスも勃興期にあり、世界最先端のテクノロジーをいち消費者として経験することができました。このときの中国市場は、テクノロジーに対して規制がない状態。問題があったらその都度対策をする姿勢を取っていたため、群雄割拠として色々なサービスが出ては消えていくという、ダイナミックな社会変化のうねりを目の当たりにしました。
— 思い切った決断で、非常に刺激的な期間を過ごされたのだなという印象です。留学後のキャリアについても教えていただけますか。
中国の大学院卒業後は、中国で培った国際的な知見を活かせるポジションを探して、東南アジアで最大級の EC サイトである Shopee(ショッピー)という企業に入社しました。シンガポールのオフィスで働き始めた私は、越境 EC チームの一員として、日本から東南アジアへの販売をサポートしました。日本のメーカーや小売業者とのパートナーシップから本社のプロモーションチームとのコミュニケーションまで、幅広く担当しました。

創業メンバーとして Wix へ入社
— 岡田さんはその後、Wix にご入社されることとなります。当時のお話を聞かせてください。
Wix に入社するきっかけとなったのが、IT 業界での知人のひとりにイスラエル企業に勤務している人がいたことです。フラットでストレートなコミュニケーションで仕事が進んでいく話を聞いていました。私はビジネスにおいて、率直に意見を言い合える環境をとても重要視しています。そういった意味で、イスラエルの企業文化は私の性格に合うのではないかと潜在的に感じていたのだと思います。
そのため、Wix の求人を知ったときには、自分らしく働ける職場なのではないかと直感的に感じました。当時の東京オフィスは、日本法人立ち上げから1年半というタイミング。これから日本市場でビジネスを拡大してこうというフェーズです。自分がその一員として参加できることにワクワクした気持ちで応募を決めました。
— Wix の採用プロセスで印象に残っていることはありますか。
どの面接も気取らない雰囲気で、等身大の自分を受け止めていただいたことを思い出します。入社を決める大きな理由の一つとなったのが、面接官の方々の印象といっても過言ではありません。例えば私の上司となるカントリーマネージャーのさらに上のレポートラインにいる方と面接するときのことです。彼は社歴が長く、本社の中でも中心的な存在、日本の会社で言えば取締役のような方です。当然、私は緊張を抱えながら面接に望んだのですが、いざ始まると全く偉そうな印象を受けず、リラックスして話すことができたのです。最後はまるで同僚のような雰囲気で終わりました。まさに私が臨んでいた、フラットな社風を感じることができた瞬間でした。
しかし、面接では不安もありました。日本法人は両手で数えられる程度の人数であり、いわゆる創業直後の重要なタイミングです。求人票の内容を読んでいると、シニアレベルのビジネス経験が求められていることが理解できました。正直に告白すると、これまでの自分の経験が通用するのかどうか、大きな自信はありませんでした。だから面接では、自分ができることをアピールするのではなく、自分ができないことも正直に伝えることを心がけていました。どのような結果を頂いても受け止めようという覚悟を持ちつつも、機会をいただけるのであれば全力で挑戦したいという、素直な思いを伝えたことを覚えています。その点も踏まえてオファーをいただけたことには本当に感謝しています。

会社の成長とともに、多様な経験を重ねていく
— 岡田さんはご入社後、ビジネスの成長に伴い、様々なポジションを歴任されているとのことですが。
Wix は変化のスピードが速い会社です。おっしゃる通り、私は入社後に様々なポジションを経験しています。入社した直後はパートナーシップマネージャーでしたが、その後に Web 制作会社への営業職であるパートナーサクセスマネージャーに。さらに大企業向けの新規エンタープライズ営業を経て、現在は既存のチャネルパートナーのアカウントマネジメントを担当しています。Wix の成長ペースについていくように、自分の役割も柔軟に変えながら、多くの経験を積んでいます。
— 社内で様々な役割を担う中、ご自身としてはどのような成長を感じていますか。
そうですね。Wix での経験を振り返ると、最も自分の成長に繋がったのは、パートナーサクセスマネージャーからチャネルカスタマーサクセスマネージャーのポジションに異動したときでしょうか。パートナーサクセスマネージャーというのは、ウェブサイトの制作会社やクリエイティブ・エージェンシーに対する既存営業の仕事です。すでに Wix を使っていただいている制作会社の方々に、さらに Wix を使いこなしてもらい、より高度なサイト制作をしてもらえるような、機能アップデートや勉強会などを提供していました。
その後に転じることになるチャネルカスタマーサクセスマネージャーは、より大きな万単位のサイト数で Wix をご活用いただいているような、全社的にも重要な戦略的パートナーを担当する既存営業です。ひとつの機能アップデートが、お客様の会社組織内においてより多くの社内ステークホルダーに影響するため、より細かなケアと頻繁な情報提供が必要になります。
このように様々な営業先と向き合い、お客様に情報を伝える中で、想像力をふくらませることの重要性を学びました。自分がコミュニケーションをしている直接の窓口の方だけではなく、その方が社内展開をする上でどのようにわかりやすく伝えたら良いのかを考えるようなりました。例えば、Wix では役割権限の設定も細かくできるため、その窓口の方が操作する画面だけではなく、別の方が見ているダッシュボードの仕様が異なることがあるのです。担当者だけでなく、その方が向き合っている社内の方々の立場も想像することが必要になります。
現在担当しているお客様については、本社からも大きな注目を浴びており、Wix 本社の CEO や COO からも声をかけていただくことがあります。日本式の営業スタイルについても本社から興味深く聞かれることがあるので、たとえば取締役の方々と食事会をすることや、頻繁に連絡することを厭わない関係性など、文化的な違いなども含めて丁寧に説明をするようにしています。「日本はここまで丁寧に頻繁にサポートをしているのか」という点で、本社から見ても学びがあるようです。

変化の中で、答えを探り続ける姿勢を
— 東京オフィスの立ち上げメンバーでもある岡田さんから見て、Wix の社風はどのようなものでしょうか。
入社してから今に至るまでを振り返ると、東京オフィスには変わらない部分と変わってきた部分があると感じています。
入社時から一貫しているのは「寛容」という社風でしょうか。組織によっては営業の手法についてもルールが定められており、まずはその型に従って動くことが求められるときがあると思います。しかしながら Wix は、型に縛られることなく、まずは行動に移してみること、その後に出てきた反省点を改善していくこと、そしてそれを繰り返していくといった考えがあります。
とはいえ入社直後はさすがに、私の思う進め方が正しいのか、不安を覚えることもあったため、自らが決めかねているような点を上司に相談し、一緒に確認していくプロセスを設けたこともありました。ただし、最終的にどのように進めていくかを決めるのは自分に委ねられます。正直、社会人経験としては幼い自分だったと思うのですが、それでも大きな裁量を任せてくれたのです。これは東京オフィス内でも、本社とのやり取りの中にも感じる、Wix 全社で共通したアイデンティティだと思います。
逆に変わってきたこともあります。私が感じているのは「プロフェッショナリズム」でしょうか。東京オフィスの拡大に伴い、さまざまな専門スキルを持つメンバーが増えました。例えば、以前は何かセミナーを実施する際に、私も含めた社員みんなで内容の企画から運営まで一緒にしていたことがありました。しかし、今はメンバーが増え、それぞれのプロフェッショナルな領域が明確になったため、マーケティング専門の方々に安心して任せられるような組織になりました。お互いの能力を信頼し、協力して仕事を進めていく、そんな新たな文化が育まれていると思います。
— Wix では、会社のコアバリューとして The Wix Way を掲げています。岡田さんが共感しているものがあれば教えてください。
先程お話した「寛容」とも共通する話になりますが、”We allow failures” は、私が特に好きな The Wix Way です。2022年から2023年において、大企業向けのソリューションである「Wix エンタープライズ」を立ち上げたタイミングでは、短い間でしたが新規顧客の営業を兼務した時期がありました。本社ですら営業組織やルールも整っていない中、まさに未知の領域での挑戦となりました。私は幸運にもそこで成果を出すことができたのですが、それはそれまでの会社生活で培ってきた、自分なりの最適解を探し続ける姿勢があったからこそだと思うのです。
私が今後担う仕事は、Wix での会社生活が長くなるにつれ、また変化するかもしれません。成長が著しい会社ですので、自分がどんな形で仕事をしているのか、来年ですら明確にはわからないというのが正直なところです(笑)。しかし、どんな立場になったとしても失敗を恐れず、挑戦し続けていることは確かです。そしてそんな私を支えてくれるのが Wix の文化であり、東京オフィスの頼れる仲間たちなのだと思います。
このページは Wix.com で作成されました。
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