top of page

WordPress から Wix へ移行。リード増加、成約率も大きく改善|Wix パートナー 事例インタビュー

2015年からWixに特化したホームページ制作をおこなっている、株式会社ありのまデザイン の楢崎様。 コーポレートサイトから飲食店、個人事業の方のサイトまで幅広い実績があります。このたび請け負ったのは地域密着型の工務店様。 WordPressから Wix へのブログ移行を含む、リニューアルプロジェクト。 新しいホームページの公開後には問い合わせの数だけではなく、その後の成約率も上昇するなど、クライアント様のビジネスに大きな貢献があったのことです。その裏にはどのような秘訣があったのかお伺いしました。




Q: まずは楢崎様のお勤めになっている、株式会社ありのまデザイン 様の事業について教えて下さい。


弊社はホームページ制作を中心として事業を営んでおります。また、ホームページに付随するようなウェブ施策についてご依頼を受ける事がありまして、具体的には SEO対策、Googleマイビジネスのコンサルティング、あるいは求人サイトなどの運用などもサポートすることがございます。


なお、社名について聞かれることが多いのですが、「ありのままデザイン」ではなく「ありのまデザイン」としております。あえて一文字足りない名前にしており、それは完璧な姿を出すのではなく、なにか足りない印象を与えることで、人間らしさ、親近感を持っていただきたいという意図があります。



Q: もともと、Wix ではなく他の制作ツールを利用していたとお伺いしました。


はい、もともと私は WordPress を中心に制作をしていたのですが、プログラミング言語での構築や、WordPress 側の頻繁な仕様変更など、技術面で手間がかかるなという印象を持っていました。主に利用する制作ツールを Wix にしたのは、HTML や CSS を気にする時間を削減することで、クライアント様の要望をヒアリングするところや、コンテンツを検討することに時間を使いたかったからです。現在は、Wix でホームページ制作を請け負うケースが95%となっています。



Q: 今回手掛けた、佐藤工務店様の事業について教えて下さい。ホームページリニューアルに至った背景にはどのようなものがあったのでしょうか。


クライアントの佐藤工務店様は、埼玉県上尾市を拠点とし、近隣エリアのみで施工を請け負うような、地域密着の会社です。高性能な住宅を得意としており、気密や断熱性能、建材ひとつひとつにもこだわりがあります。また、エネルギー消費やランニングコストを抑えながらも、一年中快適な生活を送れる家屋を得意としています。


一方で、一般的なハウスメーカーの相場よりも高価格帯の住宅になるため、施主様にはなぜここまで坪単価が高くなるのか、きちんと理解していただくことが必要です。住宅購入検討者の方々は、多くの工務店やハウスメーカーについても並行して情報収集しながら、佐藤工務店様のホームページをご覧いただいているケースがほとんどでしょう。したがって、家の性能やスペックに加えて、注文住宅の考え方や施工実績など、信頼感や安心感を伝えることが大切になります。ホームページのリニューアルをすることで、このあたりを強化できないかというご相談がありました。



Q: ホームページのリニューアルに加え、すでにお持ちだった WordPress のブログ の移行作業もあったとお聞きしました。Wix に移行するにあたって、現場での課題はどのようなものでしたか。


佐藤工務店様はご自身でも手を動かしてブログ記事を積極的に執筆されており、その数は100記事を超えていました。トップページのデザインなどはゼロからリニューアルすることになりましたが、これらのコンテンツはトラフィックの流入も多かったため、現状のまま生かすことにしました。ただし、WordPress から Wixブログ に移行する作業は、私にとって初めての経験でした。実際にどの程度の工数がかかるのか、最悪すべてをひとつひとつ手作業にてコピーペーストする必要があるかもしれない、そのような覚悟はありました。



Q: 実際の移行プロセスでは、どのような苦労があったのでしょうか。


実は、手を動かしていくと、全く苦労せずに移行が終了してしまいました。いくつかの手順に沿って移行プロセスを進めていくと、ほんの数クリックで終わってしまったのです。数時間といっても、待ち時間がほとんどだったので、手を動かしたのは数分、数クリックにすぎません。その後はアクセス解析をしながら、Wix ブログ での表示が問題ないかをチェックするだけでした。


ひとつだけ手間がかかったことがあるとすると、URLを完璧に一致させることができなかったことが挙げられます。いくつかの URL でエラーがありました。この点は、SEO の視点でトラフィックが獲得できる記事を優先し、個別でリダイレクトするような対策をしました。ただ、これもそこまで時間がかかるものではありませんでした。



Q: Wix に移行することで、クライアント様からどのような反応がありましたか。


ブログだけではなく、各ページの細かい記述、問い合わせフォームでも、佐藤工務店様自身で触ることができる。これらの点で大きな評価をいただきました。


制作会社がクライアント側へのヒアリングで得られるものに比べて、日々施主様と接する機会の多い工務店様は、住宅知識の量や建築への情熱に圧倒的な差があります。そのため、ホームページを立ち上げた後でも、施工事例や基本仕様などについては、ご自身でもっと情報を充実させたいという思いが、佐藤工務店様にはございました。


Wix ではクライアント様側でも簡単に情報が更新できるので、納品した後も工務店様側の判断で、詳細な説明を次々と追加できるのです。例えば、建材の具体的名称、窓や冷暖房の性能、さらには気密や換気性能の数値に至るまで、佐藤工務店様ご自身の言葉で丁寧に説明されています。これによって、坪単価の高い家を建てることの納得感につながるのです。



Q: ホームページをみると、使用する建材の名前から、気密性能の数値に至るまで、かなり細かい情報を公開している印象です。


佐藤工務店様のコンテンツで特徴的なのが、「よくあるご質問」という部分です。施主様が気になることなどを現場でヒアリングしている立場から、思いついたときに次々とご自身で項目を追加されています。


あるいは、施工実績のページも工夫されています。フィルターを適用している動的コンテンツなのですが、はじめは私がコンテンツマネージャーの設定をしたものの、後に並び順などにもこだわりたいということで、今ではパラメーターを変えるところまで、クライアント様ご自身で設定されるようになりました。




施主様が知りたいという内容については、正しい情報を誠実に伝えたい。家造りへの愛情や情熱、さらに佐藤工務店様のお人柄が現れたホームページに仕上がり、更新のたびに進化し続けている。この点でも、クライアント様と制作会社が二人三脚で作り上げることができる、Wix ならではの強みが活かされていると感じています。



Q: リニューアル後に、どのようなビジネス上の成果が上がったのか、具体的に教えていただけないでしょうか。


お問い合わせフォームのパフォーマンスは圧倒的に改善しました。リードの数が増加しただけではなく、質も高くなったという手応えがあります。リニューアルしたホームページをきっちりと読み込んでいるため、家づくりに対する理解度が高く、熱量を持つ方々からの引き合いが増えたのです。


例えば、他のハウスメーカーをひと通り見た上で、佐藤工務店様にも声をかけていただくような、検討最終段階にいらっしゃる方からの問い合わせをいただくことがございます。「このような土地を購入したので、現場の見学から一緒にプランニングをお願いします」といった具体的な相談から入る方もいらっしゃいます。どちらのケースも成約確度が高く、佐藤工務店様様の特徴をよく理解している。成約につながった後も、コミュニケーションがしやすく、打ち合わせもスムーズになったとのご感想を頂いています。



Q: 最後に、同じように Wordpress からWix へブログコンテンツの移行を考えている Wix パートナーの皆様に、楢崎様からのアドバイスなどあれば教えて下さい。


WordPress からの移行経験がないと、難しいのではないかという印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは過去のイメージと言えるでしょう。Wix は進化しており、今回の経験ではまったく苦労なく移行することができました。手動で対応しなければいけない部分はわずかで、リンク切れのチェックや、画像表示の確認程度でしたし、ブログのカテゴリすら明確に分けてくれていたことには驚きました。


また、Wix ブログ に限らず、思い立ったときにクライアント様がすぐに手を加えることができるという点も、Wix の強みだなと改めて実感しました。佐藤工務店様のように、熱い思いをご自身でも伝えたいと考えている方にとっては、特に Wix は強みがあるのではないでしょうか。



- 本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。



bottom of page